床暖房の注意点
建物の確認申請にこどもみらい住宅支援事業の補助金対策として
フラット35S 金利Bタイプを使えるよう申請を上げる為
断熱等級の計算をして、一次エネルギー消費量計算をしました。
当社の標準設定では断熱等級5は出るのですが
床暖房は「省エネ」ではなく「増エネ」になるらしく
また計算方法の「敷設率」や「上面放熱率」の計算
使用する給湯器の「エネルギー消費効率」を調べ
自己適合宣言書をもらい添付するなど計算が大変です。
では、床暖房は省エネではないのなら必要ないのか?
と言う事ですが、メリットと予算を考えて
必要なら付けられるのが間違えないです。
(我が家の1階に床暖はないのですが、寒い冬を迎えると
底冷えが身に染みて、床暖が欲しくなります)
メリットは
①足元から効率的にまんべんなく部屋を温めることができる。
②暖房器具自体が床下に隠れていて場所をとることもないため、
部屋を広く使える。
③火を使わない暖房なので安全。
④水蒸気の発生がないため結露が起こらずカビやダニの発生につながりにくい。
⑤エアコンのように風がないので、ホコリやチリを舞いあげてしまう心配がない。
⑥空気や肌が乾燥しにくい。
Etc.
床暖房設置にかかる初期費用(おおよそ)
「温水式」1畳あたり5万円~10万円+ポンプなどの設備費20万円~100万円ほどの
費用がかることが予想されます。
更に温水床パネルの厚みの段差解消のためにパネル分以外の床下のに
合板を敷き込み 段差をなくす費用が発生し金額が上がります。
「電気式」1畳あたり5万円~10万円ほどの費用がかかることが予想されます。
こちらはシート式の物が多く、床の段差が発生しにくいのが特徴です。
ランニング費用に関しましては、
「温水式」1日10時間使用した場合、約3,000円~5,000/月
「電気式」1日10時間使用した場合、約5,000円~10,000円/月ほど。
「温水式」は初期費用が高い分ランニング費用が抑えられ、
「電気式」は初期費用を抑えることができるが、
ランニング費用がかかることが分かります。
床暖房の使用頻度や使用期間、
建物の構造によって床暖房を選ぶことが重要になってくることが考えられます。
有ったらうれしい住宅設備ですが「増エネ」と言われると嬉しくないですね。
でも 皆様の「我が家の住宅」を考えた時、ライフスタイルを考えて
必要か、不必要か ぜひ検討してみてください。