外装材の話 2

私がなぜ外装材に「サイディング」をお勧めしたのかというと

 基本はどの外装材でも、仕上げ塗料で定期的に塗膜防水をします。

サイディングなどは下地の防水紙の寿命によって張替えが必要になりますが、

本当は塗り壁も同じく塗り物を全て落として防水下地から直さなければなりません。

でもそこまで手間をかけないよう、塗り壁の上に金属サイディングなど貼る事で修繕を

してきました。同様にALC(軽量気泡コンクリート)も大掛かりですが張替えはできます。

tanaka.JPG

外壁の重さから見ますと、通常1棟当り165㎡として外装の重さが

 塗り壁で約6.6t。サイディングは約3.2t。ALCは約3.7t。

外壁が重ければ地震や風圧による建物の揺れ(負荷)が大きくなり被害を受けやすくなります。

重さで言えば、サイディングやALCは地震に有利な材料になります。

年数が経ち、お手入れをしなければどんなものでも経年劣化(風化)で傷んできます。

お手入れとして大体どのメーカーさんでも10年を目安にメンテナンスとして

塗装による塗膜保護をします。これをしないと外壁材が劣化して早期の交換になります。

やはり 一番気になるのは、金額です。

ALCもいいのですがコストが高く、メンテナンスも定期的に行う必要があり負担が増えます。

なるべく長く綺麗に使いたい。メンテナンスを減らしたいと考えて、

私が「サイディング」をお勧めする訳です。

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